大粒の雨が来さうよ鱧の皮
大粒の雨が来さうよ鱧の皮
草間時彦
大粒の雨が来さうよ鱧の皮(asahi.com配信)
梅雨の水を飲んだ「つの字」のハモは今では高級魚。上方の祭月といわれる七月に
「祭鱧」の名でしばしば話題にのぼります。「つの字」とは、トロ箱に平仮名の
「つ」の字のかたちにおさまるくらいの大きさをいう目安です。骨切りをした鱧を
湯引きにして梅肉、酢味噌(みそ)などでいただきます。
掲句を詠んだ草間時彦(1920〜2003)は食通として知られていましたが、
その目は高級品や珍品に向くのではなく、どこにでもある誰の手にも入るものに
注がれていました。
鱧は今では高級な魚になりましたが、
鱧の皮などは関西なら簡単にスーパーで手に入ったりします。
祭鱧(まつりはも)こと祇園祭りのときには、
気軽に鱧料理を食べるのが、京都人の常識だとか常識じゃないとか(笑)
鱧の皮の酢の物みたいに、普通の食卓に並ぶようなメニューになる
というのが鱧のいいところですね。


